オムロンヘルスケアは、3月28日～30日の3日間、パシフィコ横浜（横浜市西区）で開催される第89回日本循環器学会学術集会に協賛する。
心電計付き上腕式血圧計などをブースで展示するほか、29日にはファイアサイドセミナーを開催する。同セミナーでは、妹尾恵太郎氏（京都府立医科大学不整脈先進医療学講座）が「高血圧患者における家庭心電記録の臨床意義」をテーマに、最新の研究結果を紹介。2024年度に全国規模で実施された分散型心房細動スクリーニング試験の研究結果をもとに、高血圧患者における家庭での継続的な心電記録の臨床意義について議論する。同試験では、血圧と一緒に心電図を記録できる、当社の心電計付き上腕式血圧計HCR-7800Tが使用されている。
オムロンヘルスケアは、循環器事業のビジョン「脳・心血管疾患の発症ゼロ（ゼロイベント）」の実現に向けて、医療従事者および研究者と連携して家庭での心電図記録の普及に取り組んでいる。
心房細動は不整脈の一種であり、心原性脳塞栓症の要因ともいわれているが早期発見と適切な治療により根治できる。心房細動の早期発見には動悸や息切れなどの発症時の心電図を確認することが重要である。だが、発症してもすぐに治まることが多く、患者の約4割は無症候性ともいわれており早期に見つけることが困難である。 さらに、高血圧患者は通常の方と比べて心房細動の発症リスクが高いこともわかっている。
今後も同社は、同試験結果をもとに、より一層の日常的な心電図記録の普及に取り組み、ひとりでも多くの人の心房細動の早期発見をサポートしていく。
第89回日本循環器学会学術集会（JCS2025）の概要は、次の通り。
◆テーマ：We ♥ CV Science 私たちは循環器が好き
◆会長：室原 豊明（名古屋大学大学院医学系研究科 病態内科学講座 循環器内科学 教授）
◆会期：2025年3月28日（金）～30日（日）
◆会場：パシフィコ横浜（〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい1-1-1）
◆詳細：公式ホームページhttps://www.congre.co.jp/jcs2025/outline/index.html
