手代木功代表取締役会長兼社長CEOが2025年社内向け年頭所感 塩野義製薬

2025年の一字は良い巡り合わせや運命(天命)を意味する「天」に

 塩野義製薬の手代木功代表取締役会長兼社長CEO は6日、次の2025年社内向け年頭所感を発表した。
 新年明けましておめでとうございます。まず第一に、SHIONOGIファミリーの皆さんとそのご家族が穏やかな新年を迎えられたことを祈念いたします。そして、昨年初めに発生した能登半島地震をはじめ、さまざまな自然災害で被害を受けられ、未だ不自由を強いられている方々に、改めて心からのお見舞いを申し上げるとともに、今年はそのような被害が減少することを切に願っています。
 SHIONOGI全体としては、昨年の国内・海外の堅調な販売、研究開発の順調な進展等から総合的に勘案すると、ポジティブな流れが出始めているのではないか、と考えています。
 2025年度は、すべてにおいてさらに高みを目指す一年になりますので、まずは今からの3ヵ月でその足場を確固たるものにする必要があります。STS2030 Revisionで定めている2025年度の売上目標5500億円は、皆さんが心をひとつにして前進していけば、必ず達成できると考えています。
 一方、本年もコンプライアンス違反ゼロを目指して様々な取り組みを強化してきましたが、極めて遺憾ながらプロモーションコード違反が発生し、多くのステークホルダーの皆さまにご迷惑、ご心配をおかけしてしまいました。今年こそは、コンプライアンス違反ゼロを真に達成しなければなりません。管掌内、本部内、組織内、グループ内で、真剣に話していただきたいと思います
 2025年の一字は「天」にしたいと思います。「天」は物の最上部(天上)を意味しますが、自然の道理のはたらき(天然)をも表し、良い巡り合わせや運命(天命)という、前向きの開かれた意味が持っています。
 コンプライアンスとDE&Iを守りながら、同時にこの機会に人一倍の努力をして、より高みを目指しましょう。そのような真摯な努力を継続している場合にのみ、天は私たちの味方をしてくれる、そう思います。

タイトルとURLをコピーしました