微増収・二桁増益 メディパルホールディングス

 メディパルホールディングスの2024年度中間期決算は、売上高1兆8246億7200万円(対前年同期比2.6%増)、営業利益271億6200万円(31.7%増、経常利益350億8000万円(19.7%増)、親会社株主に帰属する中間純利益217億2700万円(26.7%増)となった。
 そのうち、医療用医薬品等卸売事業は売上高1兆1676億3500万円(2.4%増)、営業利益118億5400万円(121.1%増)となった。医療用医薬品等卸売事業の売上高は、2024年4月の薬価改定のマイナス影響や、新型コロナウイルス感染症治療薬や同感染症検査関連試薬の需要減少があったものの、同感染症ワクチンやHPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンの需要増、成長品目への取り組み強化、病院販路での売上高の増加、メディスケットの事業拡大等によって増収となった。
 利益面では、売上総利益は、増収に加え、メディスケットの事業拡大等により42億6300万円(6.1%)の増益となった。売上総利益率は前年同期(6.13%)を0.22ポイント上回り、6.35%となった。
 販売費及び一般管理費は、前年同期から22億29百万円(3.5%)減少の622億68百万円となった。これは、メディスケットの事業拡大等の影響に伴う増加28億6400万円(4.9%)があったものの、前年同期に事業投資費55億円を計上したことによるもの。
 2024年度通期連結業績予想は、売上高3兆6660億円(2.8%増)、営業利益500億円(5.6%増)、経常利益660億円(2.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益335億円(19.2%減)。

タイトルとURLをコピーしました