来年4月よりワクチンと新製品・稀少疾患治療薬の2事業部体制に 希望退職・転進支援プログラムも実施 武田薬品ジャパン ファーマ ビジネス ユニット

 武田薬品は21日、2025年4月以降のジャパン ファーマ ビジネス ユニット(JPBU)の新たな組織体制について 同ユニット内の事業部を、地域密着の活動を通じて適正使用を推進し事業基盤を支える第一事業部と、新製品および希少性の高い製品の適正使用を推進し事業成長を支える第二事業部の2つに再編すると発表した。また、事業運営体制の変更に併せて、本年12月2日~20日まで希望退職・転進支援プログラムを実施する。

 第一事業部は、ワクチンおよび既存製品の情報提供活動を、第二事業部は消化器系・炎症性疾患領域、精神神経疾患領域、希少疾患領域および血漿分画製剤における新製品・成長製品の情報提供活動を担う。
 いずれの部にもMRの役割としてカスタマースペシャリスト(CS)を設置し、タケダを代表して各施設を担当する。
 また、第二事業部にはプロダクトスペシャリスト(PS)を設置し、特定の疾患や製品に関する高い専門知識を有する担当者としてCSと連携しながら担当製品の適正使用を推進する。
 各事業部は、それぞれの管轄する疾患領域の特性やMRあたりの担当範囲等に応じた地域編成とし、第一事業部は全国4リージョン、第二事業部は8リージョンに区分します。この新しい組織体制により、引き続き疾患領域別に専門性の高い情報提供活動を展開しながら事業部間の連携をより強化し、顧客体験の向上につなげる。
 同社を中心とする部門横断的な機能を担う各部門についても、それぞれの役割について見直しを行い、多様なステークホルダーに卓越した体験・価値を提供する機能、または組織全体を支えるプラットフォームとしての機能を強化する。 JPBU全体にわたり、バリューチェーンにおけるデータ、デジタル、テクノロジーとAIの活用をさらに推進し、各従業員がそれぞれの分野でデジタルを使いこなすことで顧客ニーズへの対応精度を高め、より多くの患者への貢献につなげていく。
 また、事業運営体制の変更に併せて「フューチャー・キャリア・プログラム」(希望退職・転進支援プログラム)も実施する。
 同プログラムは、実施に向けて労働組合と協議を進めてきたもので、今回、労働組合の了解を得て次の通り行われる。

1、制度導入の目的:自身の生涯設計に基づき、自ら退職を選択する従業員に対し、社外への転進を支援する

2、制度の適用対象範囲(以下の全てに該当する従業員)
・2024年10月21日時点で、JPBUの全組織、日本のR&D部門で会社が指定する組織に所属している従業員
・2025年2月28日時点で、勤続年数が3年以上

3、募集期間: 2024年12月2日から2024年12月20日

4、募集人数: 設定しない

5、退職日: 2025年2月28日

6、内容
・退職金
・特別加算退職金
・再就職の支援
・未消化年次有給休暇の補償など

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