「J-Brain Cargo」適用アデノ随伴ウイルス使用遺伝子治療の前臨床結果 ESGCT 31st Annual Congressで発表 JCRファーマ

 JCRファーマは16日、同社独自に開発した血液脳関門通過技術「J-Brain Cargo」を適用したアデノ随伴ウイルスを用いた遺伝子治療の前臨床研究データについて、10月22日~25日までイタリア共和国ローマで開催されるEuropean Society of Gene and Cell Therapy (ESGCT)31st Annual Congressでポスター発表すると発表した。
 ESGCTは、遺伝子治療および細胞治療の分野で活躍する研究者や臨床医の支援、およびヨーロッパにおける当該分野に関連する研究の発展を目指し、1992 年に設立された国際学会。
 同ポスター発表は、「Incorporation of transferrin receptor binder into AAV enables efficient brain delivery for treatment of genetic CNS diseases(Yuhei Ashida, et al.)」の演題名(ポスターNo.1 33)で22日7:30~9:00 PM (CET)に行われる。
 J-Brain Cargo技術は、同社が独自に開発した血液脳関門通過技術であり、中枢神経系にバイオ医薬品送達を可能とする。同技術を世界で初めて適用した医薬品として、ムコ多糖症II型治療薬イズカーゴ(国際一般名:pabinafusp alfa)が日本で実用化されている。

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