メディパルホールディングスは10日、コーポレートベンチャーキャピタルファンドMEDIPAL Innovation投資事業有限責任組合を通じて、脳血管疾患治療用デバイスの研究開発を行うN.B.Medical(本社:東京都)への出資を行ったと発表した。
N.B.Medicalは、2021年10月に設立された医療機器ベンチャーで、医療機器開発の新たな標準を確立することを目指し、現在、脳血管疾患治療用デバイスの研究開発を行っている。独自開発した最先端デジタルトランスフォーメーション技術に基づき、繊細な脳血管内での操作性および安全性を向上させるデバイス設計技術に加え、血管内治療の臨床上の大きな課題である血栓生成を抑え、細胞(血管内皮細胞)の接着を促すコーティング技術を有している。
メディパルホールディングスは、同出資を通じて、脳血管疾患に苦しむ患者へより安全かつ有効な治療方法の提供を目指す N.B.Medicalの研究開発を支援するとともに、アンメットメディカルニーズを満たす取扱い製品を拡充していくことで、人々の健康と社会の発展に貢献していく。
同出資は、N.B.Medicalの第三者割当増資を同ファンドが引き受けることにより実行した。なお、同出資がメディパルホールディングスの業績に与える影響は軽微である。