GPIF採用ESG投資指数構成銘柄に選定 小野薬品

 小野薬品は20日、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が採用するESG(環境・社会・ガバナンス)投資指数、MSCI社およびFTSE Russell社が提供するESG投資指数の構成銘柄に継続選定されたと発表した。GPIFが採用するESG投資指数は、次の通り。

◆MSCI日本株ESGセレクト・リーダーズ指数(2024年の運用開始より選定)
 MSCI日本株IMI指数を構成する銘柄のうち、業種ごとにESG評価に優れた日本企業を選定して構成される指数で、2024年から運用が開始され、2024年6月時点で510社が選定されている。

◆FTSE Blossom Japan Index(2018年から7年連続)
 FTSE Russell社が開発した指数であり、ESGの対応に優れた日本企業が選定される。

◆FTSE Blossom Japan Sector Relative Index(2022年から3年連続)
 FTSE Russell社が開発した指数であり、ESGの対応に優れた日本企業が選定される。同インデックスは、セクター・ニュートラルとなるよう設計されている。
 また、低炭素経済への移行を促進するため、特に温室効果ガス排出量の多い企業については、TPI経営品質スコアにより改善の取り組みが評価される企業のみを組み入れている。

◆S&P/JPXカーボン・エフィシェント指数(2018年から7年連続)
 S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス社(S&P)と日本取引所グループ(JPX)が共同で開発したESG指数(株価指数)の一つである。
 同指数は、東証株価指数(TOPIX)の構成銘柄を対象とし、時価総額をベースに環境情報の開示状況と炭素効率性(売上高当たり炭素排出量)の水準によって、構成銘柄のウエイトが決定される。

また、MSCI社のMSCIジャパンESGセレクト・リーダーズ指数には、2019年から6年連続選定されている。同指数は、MSCIジャパンIMI上位700指数構成銘柄の中から、ESG評価に優れた日本企業が選定されるもの。
 FTSE Russell社のFTSE4Good Index Seriesには、2018年から7年連続選ばれている。同Index Seriesは、ロンドン証券取引所グループの一企業であるFTSE Russell社が開発した国際的な指数で、各セクターにおいて相対的に、ESGの対応に優れた企業が選定される。
 小野薬品社は、「病気と苦痛に対する人間の闘いのために」という企業理念のもと、ESGの視点を取り入れた事業活動を通じて、引き続き社会の持続的発展に貢献するとともに、持続的な企業価値の向上に取り組んでいく。

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