キイトルーダとカルボプラチン、パクリタキセルの併用療法 米国で成人子宮体がんの適応追加承認取得 MSD

 MSDは12日、キイトルーダとカルボプラチンおよびパクリタキセルとの併用療法について、米国FDAより進行または再発の子宮体がんの成人患者に対するカルボプラチンおよびパクリタキセルとの併用療法とそれに続くキイトルーダの単独療法に対する適応追加承認を取得したと発表した。
 今回の適応拡大は、米国においてキイトルーダの子宮体がんの適応としては3件目、キイトルーダ全体では40件目となる。
 同承認はP3相NRG-GY018(KEYNOTE-868)試験のデータに基づくもの。同試験でキイトルーダとカルボプラチンおよびパクリタキセルの併用療法とその後のキイトルーダによる単独療法は、プラセボとカルボプラチンおよびパクリタキセルの併用療法とその後のプラセボの単独投与と比較して、ミスマッチ修復機構が正常な(pMMR)子宮体がんにおいては40%(HR=0.60 [95% CI, 0.46-0.78]; p<0.0001)、ミスマッチ修復機構が欠損している(dMMR)子宮体がんにおいては70%(HR=0.30 [95% CI, 0.19-0.48]; p<0.0001)、疾患進行または死亡のリスクを低減した。
 安全性については、重篤な、または死亡にいたる可能性のある免疫関連の有害反応が様々な臓器や組織に発現する可能性があり、複数の体組織に同時に影響する場合もある。
 キイトルーダによる免疫関連の有害反応は、治療中または治療後のあらゆる時点で起こる可能性があり、肺臓炎、大腸炎、肝炎、内分泌疾患、腎炎、皮膚反応、臓器移植の拒絶反応、同種造血幹細胞移植の合併症などがある。このほかにも、重篤で命にかかわる免疫関連の有害反応がある。
 キイトルーダの安全な使用のためには、免疫関連の有害反応の早期発見と管理が重要である。有害反応の重症度に応じてキイトルーダの投与を休薬または中止し、適宜コルチコステロイドを投与する。
 キイトルーダは、重篤な、または命にかかわるinfusion reactionを引き起こす場合がある。作用機序により、妊婦への投与は胎児に害をおよぼす場合がある。

◆同試験治験責任医師のラメズ N. エスカンデル氏(カリフォルニア大学サンディエゴ校医学部産科婦人科・生殖医学准教授、同校附属病院San Diego Health Moores Cancer Center婦人科がん専門医)のコメント
 この試験は、抗PD-1抗体と化学療法の併用療法について、pMMRとdMMRの患者さんを2つの独立したコホートとして統計学的に評価した初めてのP3試験である。ペムブロリズマブの化学療法への追加は、ミスマッチ修復機構の状態にかかわらず化学療法のみの場合と比較して統計学的に有意で臨床的に意味のある無増悪生存期間の延長が認められ、進行または再発の子宮体がん患者の新しい一次治療の選択肢となる。

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