塩野義製薬は24日、新型コロナ起源株1価予防ワクチン「コブゴーズ、について、国内製造販売承認取得したと発表した。
塩野義製薬が創製した同ワクチンは、SARS-CoV-2 のスパイクタンパク質を有効成分とする組み換えタンパクワクチンである。これまで主に国内で新型コロナワクチンとして使用されてきたmRNAワクチンとは異なるタイプであり、国内外で広く長きにわたり使用され、有効性や長期的な安全性が実証された技術に基づくものだ。
国内における2024/2025 シーズン新型コロナワクチンの予防接種では、JN.1 系統対応の1 価ワクチンが推奨されているが、同ワクチンは、起源株に対する組み換えタンパクワクチンであるため、承認取得後の供給は予定していない。
塩野義製薬は、今後の推奨株を考慮した開発を進めており、ヘルスケアニーズに応える新型コロンワクチンを速やかに供給できるように取り組んでいく。