第一三共は22日、米国・マサチューセッツ州ケンブリッジおよびドイツ・ミュンヘンに研究イノベーション拠点(DS Research Institute Boston および DS Research Institute Munich)を開設したと発表した。
同社は、2024年9月までに両拠点に人員を配置し、本格的な活動を開始する予定である。これにより、世界のライフサイエンスにおける研究イノベーションの中心地である米国ボストンエリアおよび欧州圏において、外部のパートナーシップやリソースを活用して研究活動におけるイノベーションを推進する。
また、他の企業や大学、研究機関、スタートアップなどとの提携を通じて、新たなアイデアや技術を取り入れると同時に支援・育成することで、共同でのイノベーション創出を目指していく。
同社は、第5期中期経営計画における戦略の柱の一つとして「更なる成長の柱の見極め」を掲げており、同取り組みを通じて、将来の持続的な成長に向けた創薬機能の強化に取り組んでいく。
◆竹下健一第一三共研究開発ユニット長のコメント
ケンブリッジおよびミュンヘンにおける研究イノベーション拠点の開設は、グローバルな創薬エコシステムにおける当社のプレゼンスを確固たるものとするための重要な一歩となる。
同地域におけるプレゼンスを向上させ、当社の強みであるサイエンス&テクノロジーを活用し、ビジネスパートナーやアカデミアとの連携を通じてイノベーションを継続的に創出することで、世界中の人々の健康で豊かな生活に貢献していく。