MSDは16日、新型コロナ経口治療薬「ラゲブリオ」について、錠剤の剤形追加で製造販売承認申請を行ったと発表した。
ラゲブリオは、新型コロナウイルスによる感染症に対し、通常、18歳以上の患者には、モルヌピラビルとして1回800mgを1日2回、5日間経口投与する薬剤である。
MSDは、新型コロナ感染症の患者へのさらなる貢献を目指し、より服用しやすい剤形の開発を進めてきた。今回申請を行った錠剤は、従来のカプセル剤と比較して大きさが小さくなる。
また、1錠に含まれる有効成分が200mgから400mgへと2倍量となるため、1回あたりの服用数を4カプセルから2錠へと減らすことができる。服用日数は現在と同じく、5日間。
錠剤が新たに加わることで、患者がラゲブリオを服用する際の負荷の減少とアドヒアランス(服薬遵守)向上が期待される。