中国でのさらなる成長に向け新工場「Santenビジョンパーク」竣工 参天製薬

Santenビジョンパーク

 参天製薬は16日、中国・江蘇省蘇州市において同日、新工場「Santenビジョンパーク」の竣工式を実施したと発表した。
 蘇州市工業園区に建設された新工場は、中国において拡大する医療用眼科製品に対する需要に対応するとともに、参天製薬の中国における生産供給体制を強化するもの。
 Santenビジョンパークは、中国市場において革新的な新製品やサプライポートフォリオを確立するための十分な生産能力の確保を目的とし、2021年4月に着工。年間8億本(5mL 換算)を超える点眼薬の生産能力を保有する見込みで、同工場は試運転と必要な認定や認証を取得した後に、2027 年の稼働を目指している。
 Santenビジョンパークは、データに基づく科学的意思決定アプローチを活用し、効率性とトレーサビリティを促進する先進的な施設となる。あらゆる業務に関するデータをリアルタイムで可視化する統合プラットフォームを備え、情報の流れと管理効率の両方を強化する。
 生産能力の中核となるのは、高度なブローフィルシール技術とインテリジェント充填システムである。また、自動搬送車とレール誘導車を活用するロジスティクスにより、効率的で柔軟かつ拡張性のあるオペレーションが可能となる。

Santenビジョンパーク 竣工式の様子

 竣工式には、Santenグローバル本社、Santen中国、蘇州市および地元パートナー企業から代表者がそれぞれ出席。式典では、マーク・ドーソン参天製薬チーフ プロダクト サプライ オフィサーが、「本日は Santen にとって重要な節目であると同時に、新たな始まりでもある。Santen ビジョンパークは、中国において拡大する、多様な患者さんのニーズに対応できる能力を確保し、中国の眼科医療に貢献していく」と力強くあいさつした。

あいさつするマーク・ドーソン氏
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