バビースモ 網膜色素線条のP3試験で日本人で初めて良好な視力改善 中外製薬

 中外製薬は15日、であるバビースモについて、新生血管を伴う網膜色素線条を対象とした国内P3試験(NIHONBASHI試験)において日本人で初めて良好な視力改善を示したと発表した。
 NIHONBASHI試験において主要評価項目を達成し、12週時点で新生血管を伴う網膜色素線条に対して統計学的に有意かつ臨床的に意義のある視力改善を確認したもの。
 バビースモは、視力を脅かす多くの網膜疾患に関連する2つの疾患経路Ang-2とVEGF-Aを標的として阻害する眼科領域における最初で唯一のバイスペシフィック抗体治療薬である。
 バビースモの忍容性はおおむね良好であり、新たな安全性上の懸念は示されなかった。
 これらの試験成績は、実施国である日本の規制当局に提出を予定しており、今後の医学系学会で発表される。
 網膜色素線条は、網膜の一部が断裂して眼底に特徴的な線状の色調変化(色素線条)がみられる疾患だ。無症状であることが多いが、眼底の中央の黄斑部に脈絡膜新生血管が及ぶと視力低下やゆがみなどの症状が出現する。
 新生血管を伴う場合は予後不良であるが、従来の手術やレーザー等の治療では十分な効果を得ることが難しく、新たな治療薬が求められている。国内における患者数は明らかにはなっておらず、網膜色素線条を約半数で合併すると知られている弾性線維性仮性黄色腫(指定難病の一つ)の患者数は約300名に上る。
 
◆奥田修代表取締役社長CEOのコメント
 網膜色素線条は、国内において承認された治療薬がない希少疾病である。本疾患を対象にした試験において、バビースモが日本人で初めて良好な視力改善を示したことを大変嬉しく思う。一日でも早く患者さんにお届けできるよう、日本での承認申請に向けて尽力していく。

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