武田薬品は12日、新型コロナワクチン「ヌバキソビッド」の2人用バイアル製剤(2-8℃の冷蔵保存)について、厚労省に製造販売承認申請を行ったと発表した。
ヌバキソビッドは、武田薬品がノバックス社から製造技術のライセンス供与を受け、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)による感染症の予防を効能・効果として、2022年4月19日に厚労省より製造販売承認を取得したSARS-CoV-2の組換えスパイク蛋白質(rS)抗原を含有するワクチンである。
現在、6歳以上に対する初回免疫(1、2 回目接種)および12歳以上に対する追加免疫(3 回目接種以降)として、適応を取得している。
武田薬品は、ノバックス社と協力し、新型コロナウイルス感染症の変異株に対応したワクチンの開発を進めており、今秋には新型コロナ感染症のワクチンの選択肢を提供し、日本の公衆衛生に貢献すべく引き続き注力していく。
武田薬品、厚労省のワクチン生産体制等緊急整備事業および国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)のワクチン開発推進事業(研究開発課題名:新型コロナウイルスに対する NVX-CoV2373 ワクチンの開発)により、ノバックス社の新型コロナ感染症ワクチン候補を日本国内において生産するための技術移転・生産設備の整備・供給及び研究開発に係る助成を受けている。