代表取締役社長に谷垣任優氏が就任 アキュリスファーマ

日本・アジア地域の神経・精神疾患領域のリーダーとしてさらなる地位強化目指し

 神経・精神疾患領域(CNS)における革新的な治療薬の開発と商業化を推進するアキュリスファーマ株式会社は1日、3月29日付で谷垣任優が代表取締役社長兼最高経営責任者(CEO)に就任したことを明らかにした。
 谷垣氏は、1992年に武田薬品に医療情報担当者として入社して以来、複数製品の上市成功に貢献。また、同社で数々の要職を務めた。2015年からはボストンでオンコロジーのグローバルビジネス戦略を担当。帰国後、スペシャリティ領域の営業統括部長、レアヘマトロジーフランチャイズヘッドを務め、2021年には日本製薬の代表取締役に就任。その後、武田薬品で消化器疾患事業部長として同ビジネスをリードした。
 CEO就任にあたり、谷垣氏は、「ドラッグ・ラグ/ドラッグ・ロスという社会課題にスピード感をもって取り組む」と明言。
 さらに、「特に、アンメットメディカルニーズが高い神経・精神疾患領域において、そうした医薬品を1 日でも早く、必要とされる方々に届けられるよう邁進していきたい」と抱負の述べている。
 一方、アキュリスの代表取締役会長である BT スリングスビーは、「取締役会は、谷垣氏を CEO として迎えられることを非常に嬉しく思う。彼の製薬業界での素晴らしい実績と経験により、アキュリスを成功に導いていただけると確信している」と強調。
 その上で、「谷垣氏のもとでアキュリスがビジネス戦略をしっかりと実行し、同社が神経・精神疾患領域における創薬ベンチャー企業のリーダーとしての地位を確立し続けることを期待している」と述べた。
 なお、現在代表取締役社長の高橋健氏は、引き続きアキュリスの取締役として経営に携わる。
 アキュリスファーマは、日本のドラッグ・ラグ/ドラッグ・ロス解消の先駆者となり神経・精神疾患にかかわる社会課題解決に取り組む日本発の製薬ベンチャーである。
 “Catalyst to Access”(革新的な医療への橋渡しを担う)という理念を掲げ、Aculys(アキュリス)を社名とした。神経・精神疾患領域において革新的な医療手段への橋渡し役となり、患者と家族、医療関係者、社会により良い医療を届けるため、欧米諸国から革新的で優れた医薬品を導入し、開発・販売を担い、さらに疾患を取り巻くさまざまな課題に対するソリューションを提供している。

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