田辺三菱製薬は18日、SGLT2阻害剤「カナグル」について、OD錠(口腔内崩壊錠)の剤形追加承認を15日に取得したと発表した。
「カナグルOD錠」は国内で初めて承認されたSGLT2阻害薬のOD錠となった。少量の水で容易に崩壊することから、口腔内の唾液等の水分により速やかに溶け、飲みやすくなる剤形である。
また、場所にとらわれることなく水なしでも水ありでも服用でき、これまで以上に、継続的な治療が必要な2型糖尿病のある人の利便性の向上と服薬継続が期待される。
田辺三菱製薬では、選択的DPP-4阻害剤「テネリア」について、2021年6月からOD錠を発売しており、「テネリアOD錠」は、現時点で、国内唯一の選択的DPP-4阻害薬のOD錠である。
また、テネリアとカナグルが配合されたカナリア配合錠についても、本年2月にOD錠の剤形追加申請を行っている。