心房細動啓発キャンペーン”Listen to your Heart”グローバルで開始 オムロン ヘルスケア

 オムロン ヘルスケアは、危険な不整脈といわれている「心房細動」の啓発キャンペーン”Listen to your Heart”を21日よりグローバルで開始している。
 同キャンペーンでは、新たに制作した心房細動患者のドキュメンタリー動画と特設サイトを公開し、心房細動による心原性脳梗塞リスクや、家庭での心電図記録による早期発見の大切さを伝えている。
 動画では、心房細動リスクを身近に感じてもらうため、実際に心房細動が原因で脳卒中を発症した患者の体験談を紹介する。初期症状を見逃していたことや、病院に勤務しているのにも関わらず仕事を優先して受診を先延ばしにしていた等のエピソードが語られている。
 また、循環器専門医が心房細動患者にみられる心電図の特徴や、継続的な心電図記録が心房細動の早期発見に役立つことについて解説している。
 さらに、ピアニスト、ボーカリスト、作曲家として多才な才能をもつミュージシャンが、この患者さんの心電図や疾病体験をもとにオリジナル楽曲を制作して、自分では気づきにくい心臓の変化や患者の不安な気持ちを表現した。
 特設サイトでは、心房細動リスクを深く理解するための情報や家庭での心電図記録の有用性について紹介している。
 「心房細動」は不整脈の一種で、患者の4割が無症状だといわれるほど早期発見が難しい疾病である。また、発症すれば脳卒中の発症リスクが約5倍に高まるというデータもある。
 一方で、早期発見と治療により重症化を防げることもわかっている。2023年7月に、同社が日本の30代~70代男女1000名を対象に実施した意識調査では、心房細動の初期症状でもある動悸や息切れなどを感じると答えた人(725名)のうち、「何もしていない」と回答した人は61.7%で、自覚症状があってもそのままにしてしまう人が多いことが判った。
 オムロンヘルスケアは、「心房細動」の早期発見をグローバルでサポートするために、誰でも簡単に心電図を記録できるデバイスやサービスを展開するほか、市民公開講座や医師教育プログラムを提供して啓発活動を続けている。
 さらに、革新的デバイスの開発や、医師と患者をつなぐサービスを創出し、循環器事業ビジョンである「脳・心血管疾患の発症ゼロ(ゼロイベント)」を実現する。
 
【ドキュメンタリー動画の概要】

■出演者

Marie Bombardiereさん
アメリカ合衆国 テキサス州在住。看護師として病院に勤務。心房細動により脳卒中を発症。

Faizel Osman氏
イギリス ウェスト・ミッドランズ州にあるUniversity Hospital Coventry所属の循環器専門医、心電図解析医。

Steven Aswin氏
オランダ アムステルダム在住のピアニスト、ボーカルリスト、作曲家。
ニューヨークのカーネギーホールなどの音楽会場で10年以上にわたり活躍中。今回の動画では、Marieさんの心電図や疾病体験からインスピレーションを得て新たにオリジナル楽曲を作曲・演奏した。

■動画URL
ドキュメンタリー動画は、YouTubeと特設サイトで視聴できる。

動画URL

日本語:https://www.youtube.com/watch?v=0kAAd_Jph-Y

英語 :https://youtu.be/KH1y1cOnCHI?si=93DSa0_k1YYOYZ0y
心房細動啓発動画イメージ

心房細動啓発動画イメージ

【特設サイトの概要】
心房細動のリスクや家庭での心電図記録の重要性について、グラフやデータを用いて分かりやすく解説。

サイトURL
日本語:https://www.healthcare.omron.co.jp/corp/business/cv/afib/

英語 :https://healthcare.omron.com/healthcare-solutions/cardiovascular-health/afib-screening-at-home

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