チャリティバイク・ライド開催し、キャンサーネットジャパンに約2300万円寄付 ブリストル・マイヤーズ スクイブ

 ブリストル・マイヤーズ スクイブ(BMS)は、がん患者支援に向けたチャリティバイク(自転車)・ライドイベント「Continent 2 Continent 4 Cancer」(C2C4C)を国内で開催した。
 また、同イベントを通じて行った募金活動では、目標の850万円を上回り、かつ昨年の募金活動の約2倍となる860万3815円を集めた。募金と会社からの寄付金を合わせた総額約2300万円を5日、がん患者とその家族の支援を行う認定NPO法人キャンサーネットジャパンに支援金として寄付した。
 C2C4Cは、がんで亡くなった人や闘病中の患者を想いながら、世界中の有志社員が自転車で走行するチャリティ活動だ。2014年に米国で始まり、2016年には欧州、2021年には日本、そして2022年にはラテンアメリカへと活動を広げている。
 「Continent 2 Continent 4 Cancer」は「大陸から大陸へ、がんを乗り越えるために」の意味で、日本開催3回目となる今年は、9月21日から10月11日までの21日間開催された。
 約70名の社員が7チームに分かれて、時には悪天候の中、栃木県や群馬県などの険しい山道を含む国内約2100キロの道のりをチームリレーで完走した。参加したライダーは、がんで亡くなった家族や友人、現在、がんと闘っている仲間など、それぞれの想いを胸にペダルを漕いだ。
 また、募金活動においては、多くの当社社員が「Who am I donating for?」(誰のために寄付するのか?)について考えを共有しながら、同僚のほか、家族や友人に広く募金を呼びかけ、がんの影響を受ける人々を支援するために全社で活動を推進した。

◆古賀真美キャンサーネットジャパン常務理事のコメント
 一漕ぎ一漕ぎに想いを載せて前進していく姿に胸が熱くなった。このライドは、がんの闘病と重なる。上り坂では辛く諦めたくなる時もあっただろう。そんな時、周りの支えを自らの力とされたことだろう。
 患者さんも強い副作用に治療を諦めたくなる時がある。だが、周りのサポートを受け、自ら納得した道に進めればきっと笑顔になれる。皆さんの想いを載せ、C2C4Cの寄付を活用して複数のがん患者支援プログラムを実施していく。

◆自らもライダーとして同イベントに参加したスティーブ・スギノBMS代表取締役社長のコメント
 募金目標額を上回ることができたのは、21日間にわたって70人が挑んだ全走行距離 2100キロのライドに共鳴してくださった方々や、がん患者さんとそのご家族に想いを寄せた方々が、支援の輪を広げるためにアクションを取ってくださった証である。
 私も、雨が降りしきる中、患者さん、そしてがんサバイバーの両親のことを考えながら、初のライドを完走した。チーム皆で支え合いながら一緒に高い目標を達成できたことは、人生を変えるほどの経験となり、この活動の意義を改めて認識した。
 ライダー、そして募金を投じてくださった皆さん一人ひとりが一致団結し、ポジティブな変化を生み出すことができたことを大変誇りに思う。

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