悪性リンパ腫治療剤「アドセトリス」 国内で皮膚T細胞リンパ腫の適応追加承認取得 武田薬品

 武田薬品は24日、悪性リンパ腫治療剤「アドセトリス」について、日本で「再発又は難治性のCD30陽性の皮膚T細胞リンパ腫」の適応追加承認を取得したと発表した。
 今回の承認は、再発又は難治性のCD30陽性の皮膚T細胞リンパ腫を対象とし、アドセトリスの海外P3試験であるALCANZA試験(C25001試験)における有効性および安全性の評価結果、ならびにSGN-35-OU 国内P2相医師主導臨床試験における日本人に対する有効性および安全性の評価結果に基づくもの。

◆国内第2相医師主導臨床試験を担当した平井陽至氏(岡山大学病院医師)のコメント
 CD30陽性の皮膚T細胞リンパ腫は、皮膚に生じる悪性リンパ腫の一種で、依然としてアンメットニーズの高い疾患である。今回の承認取得で、新たな治療選択肢を待つ再発又は難治性のCD30陽性の皮膚T細胞リンパ腫患者さんの治療に貢献できることをうれしく思う。

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