「PRIDE 指標 2023」で2 年連続ゴールド認定取得 アストラゼネカ

 アストラゼネカは7日、任意団体「work with Pride」が策定した職場における性的指向・性自認に関する取り組みを評価する「PRIDE 指標」において、2 年連続で「ゴールド」認定を取得したと発表した。
 同社では、多様性の一つであるジェンダー、その中でもLGBTQ+に関する取り組みを多岐にわたり行い、性的指向・性自認・性表現に関わらず職場で多様性を認め合い、誰もが自分らしく働き、能力を十分に発揮できるよう努めている。
 取り組み例として、2019 年には、パートナーシップ制度に対応し社内規定を一部変更。また、2021年6月には日本国内における婚姻の平等(同性婚の法制化)に賛同する企業を募るキャンペーン「Business for Marriage Equality」への賛同を表明している。
 2023年は、東京レインボープライドに協賛し、社長含む役員や性的マイノリティの当事者を理解し支援する社員(アライ)がパレードに参加、多様性のある社会を祝い、様々な自社チャンネルを用いて啓発を行った。
 さらに、業界横断的な取り組みとして昨年からは複数の製薬会社で成る啓発アライアンス「Pharma for PRIDE」を立ち上げ、6月のプライド月間と12月の人権週間に社員に向けた合同勉強会を実施している。
 2023年6月の勉強会では“LGBTQ×ヘルスケアの現状と課題”について参加者間での意見交換などを実施した。
 社内では、インクルージョンの更なる理解と浸透に向け、アライと当事者が参加できる社内 SNSグループ「AZPride Japan」と、当事者のみが参加可能な社内非公開SNSグループ「AZPride Japan Rainbow」を運用し、心理的安全性を確保した環境で自由に意見交換を行う仕組みを構築している。
 今後も、同社は継続して社外に向けた働きかけや、「Pharma for PRIDE」としての合同勉強会を開催、さらに、新たに社内においてはLGBTQ+を理解し支援する社員が集まるアライ ERG(従業員リソースグループ)を立ち上げ、主体的に理解促進の活動を行っていく予定である。

◆堀井貴史アストラゼネカ代表取締役社長のコメント
 インクルーシブな社会実現のために企業に求められる役割は年々大きくなっており、その中で企業・団体の役割を高い視座で評価してくださる PRIDE 指標において昨年に続きゴールド評価を取得できたことを大変誇らしく思う。
 2025年に向けて「イノベーションを通じて患者さんの人生を変えるパイオニア企業」を目指すアストラゼネカは、その実現には働きがいのある職場づくりが欠かせないと考えている。これからもインクルージョン&ダイバーシティのカルチャーを推進し、一人一人が自分らしくいられる社内環境を強化するために邁進し、イノベーションを育む組織を構築するとともに、社会に対しても積極的に働きかけを続けていきたい。

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