日本イーライリリーは、2022年8月から展開している、円形脱毛症と向き合うプロジェクト「見る目を、変えよう。」の活動1周年に伴い、新たにプロジェクトメッセージと、円形脱毛症の患者さんの実情に焦点をあてたWEB動画「本当のジブン」を公開している。
円形脱毛症は、子どもから大人まで男女問わず発症することから、誰もが正しく向き合う必要がある。日本では従来、円形脱毛症の発症原因として精神的ストレスが強調されてきたが、現在では、円形脱毛症の根本的な原因は、免疫の異常な働きによって引き起こされる「自己免疫疾患」と考えられている。
日本イーライリリーが実施した調査では、「円形脱毛症の原因はストレスである」と考える人が約8割いる一方で、「免疫異常が原因」と認識している人は4人に1人の割合に留まっていた。また、円形脱毛症の患者の多くが「心が弱い人間だ」と考え、自分自身を責めていることも明らかになった。
こうした現状を踏まえ、円形脱毛症への“思い込み”を解き、世間からの視線に苦しむ患者さんを取り巻く社会を少しでも”思いやり”のある環境に変えたいという思いから、2022年8月1日に、円形脱毛症と向き合うプロジェクト「見る目を、変えよう。」が発足した。
また、同プロジェクトの発足に伴い、「リカちゃん」(発売元 株式会社 タカラトミー)が推進役として公式アンバサダーに就任し、円形脱毛症の専門医や円形脱毛症を経験した患者へのリカちゃんによるインタビューレターを通じて、「円形脱毛症」の根本的な原因や、円形脱毛症は周囲の理解と共感がとても重要な疾患であることなど、情報発信を継続して行ってきた。
今回、同プロジェクトの活動1周年にあたり新たなプロジェクトメッセージを公開したことに加え、円形脱毛症の患者さんに寄り添い、さらに少しでも「見る目を、変える」ことに寄与できるよう、WEB動画「本当のジブン」を制作した。
公開された動画「本当のジブン」は、日本イーライリリーが実施した調査を基に制作した疾患啓発動画で、円形脱毛症」のある患者さんが自身の症状に悩みながらも、「円形脱毛症」の根本的な原因を理解していく中で、周囲に対して、さらに自身に対して、少しずつ前を向いていくさまを描いている。プロジェクトメッセージおよび同動画は、プロジェクト活動の特設サイト(https://www.lilly.co.jp/news/stories/mirume-wo-kaeyou)で閲覧できる。