久米島海洋深層水仕込みのクラフトビール発売  ロート・F・沖縄

人、地域、自然つながる循環型社会システムへの挑戦

 ロート製薬子会社のロート・F・沖縄(沖縄県うるま市)は8日、「くめじまーる Café」(沖縄県久米島町)を同日オープンし、海洋深層水仕込みのクラフトビール「KUMEJIMA 612 THE BOTTOM」、 「HATENO BLUE」、「 RED & BLUE」の3種類の出荷販売を開始したと発表した。
 同商品は「くめじまーる Café」、「久米島イーフビーチホテル」、「サイプレスリゾート久米島」、「リゾートホテル久米アイランド」および EC サイト(https://www.kumejimarl.com/shop)で購入できる。
 ロート製薬では、2013 年より沖縄県において畜産・農産や加工販売を通して循環型産業、六次産業化に取り組んできた。久米島では、国内1位の取水量を誇る「海洋深層水」を多段階に活用した自立循環型のまちづくり「久米島モデル」に共鳴し、2016年より海洋深層水を活用した農業実証プロジェクトに参画するなどの連携を図ってきた。


 久米島町が提唱する「久米島モデル」は、海洋深層水という無尽蔵な資源を活用し、エネルギーと産業を永続的に生み出せる可能性を秘めている。
 同社は久米島モデルから生まれる、人の健康、社会の健康、地球の健康が循環しながらつながる仕組みを「くめじまーる」と表現し、人々の新たなライフスタイルの形として提案していく。
 その発信基地として人々の交流の場を目指したカフェ「くめじまーる Café」を8 日にオープンした。同Caféでは、来客に「久米島の海洋深層水をもっと身近に感じて頂ほしい」とのコンセプトで、海洋深層水の冷たさにいつでも触れられる蛇口、海洋深層水を活用して生まれた各種商品の販売、海洋深層水を使ったディスプレイ等を行っている。


 併せて、久米島の海洋深層水由来のミネラルを豊富に含んだ久米島初オリジナルなクラフトビール「KUMEJIMA 612 THE BOTTOM」を開発し、くめじまーるCaféおよびECサイト等での販売を実施している。
 ちなみに、「KUMEJIMA 612」のブランド名は、久米島の深層水が水深612mから汲み上げられていることに由来している。


 各商品の概要と特徴は、次の通り。
◆『HATENO BLUE』:発泡酒、‟青くて甘い、ちいさな久米島”、330ml、1100円(税込・EC 販売価格)
 久米島の誇る観光資産「はての浜」の真っ青な海の色をイメージした。白い砂浜と青い海、果てしなくなるほどに美しい景色を、カクテルのように甘く華やかな香りと透き通る天然の青色で表現している。久米島の海に思いを馳せながら楽しめる。

◆『THE BOTTOM』:ビール、‟千年の時を駆けるビール”、 330ml 880円(同)
 海洋深層水由来の硬度 1000 の超硬水の使用により、IPA特有のフルーティな香りと苦みを持ちながらも、シャープでクリアな味わいを両立させることが可能になった(特許申請中)。
 世界の海を1000年かけてめぐってきたエネルギーを感じながら楽しめる。

◆『RED & BLUE』:発泡酒‟そこにしかない青を求めて”330ml、880円(同)
 海に潜った時に見える静かで深い青色を再現した。ドイツ人醸造家とコラボレーションし、発泡酒ながら麦芽100%にだわった骨太な味わいだ。
 光の加減によって赤くすら見える濃い青色は、深淵なる海の神秘さを彷彿とさせる。海中を漂う気分で楽しめる。

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