オムロン ヘルスケアは、25日~28日までオランダアムステルダムで開催された欧州循環器学会学術総会(ESC2023)に、同社欧州拠点のOMRON Healthcare Europe B.V.を通じて協賛している。
ESC2023では、心原性脳梗塞の要因といわれている心房細動と高血圧との関係性について詳しく紹介するサテライトシンポジウムを開催。
また、ブースでは心電計付き上腕式血圧計や、患者が家庭で測定したバイタルデータを医師と共有する遠隔患者モニタリングサービス“Viso”など、欧州で展開している最新の機器やサービスの展示を実施した。
今回のサテライトシンポジウムのテーマは”Revealing asymptomatic Atrial Fibrillation and hypertension in the fight against stroke”。
シャリテーベルリン医科大学のGerhard Hindricks教授を座長に迎え、高血圧患者が抱える心房細動リスクや、心房細動の早期発見の重要性についての講演が行われた。
加えて、家庭での心電図記録によるアブレーション手術後の再発予防に関する最新の研究結果や、30秒という短い時間での心房細動診断の可能性についても紹介された。
展示ブースでは、血圧測定と一緒に心電図を記録できる心電計付き上腕式血圧計や、気になった時にいつでもどこでも心電図を記録できるポケットサイズの携帯型心電計などを展示。
さらに、患者が家庭で測定した血圧や体重のようなバイタルデータを医師とリアルタイムで共有し、患者の状態に合わせて医師が適切に介入できる欧州で展開している遠隔患者モニタリングサービス“Viso”も紹介された。
オムロン ヘルスケアでは、医療従事者や研究者との連携のもと循環器事業ビジョンである「脳・心血管疾患の発症ゼロ(ゼロイベント)」実現に取り組んでいる。
今後も積極的にグローバルでの学会活動を展開するとともに医療現場から信頼されるデバイスとサービスを提供し、世界中の一人ひとりの健康ですこやかな生活に貢献していく。