心房細動研究グループの第一回年次総会に協賛 オムロン ヘルスケア

 オムロン ヘルスケアは、24日(現地時間)にHotel Hilton Schiphol Airport AMSTERDAMで開催された
「AF Screen International Collaboration」の第一回年次総会に協賛した。
 AF Screen International Collaborationは、グローバルで心房細動の早期発見に取り組む研究グループで、協賛は同社の循環器事業ビジョンである「脳・心血管疾患の発症ゼロ(ゼロイベント)の実現」をグローバルで加速することを目的としたもの。
 WHOの発表によれば、世界の死因の第一位が「心疾患」、第二位が「脳卒中」となっている。また、加速する高齢化や経済発展による生活様式の変化により脳・心血管疾患の患者数は増加傾向にある。
 こうした健康課題の解決に向けて、オムロン ヘルスケアは、家庭で誰もが簡単に測れる血圧計の開発や、測定したバイタルデータを医師と共有して適正な血圧管理をサポートする遠隔診療サービスなどをグローバルに展開している。
 また、2020年に心電計付き上腕式血圧計を発売し、家庭での心電図記録による心房細動の早期発見にも取り組んでいる。
 AF Screen International Collaborationは、シドニー大学名誉教授Ben Freedmanを筆頭に世界40ヵ国の循環器専門医200名以上で構成される研究グループで、心房細動の早期発見を目的とした疾病啓発活動や、各国の制度にあわせた医療システムの考案や実装に取り組んでいる。
 今回協賛した第一回年次総会では、高血圧患者の心房細動発症リスクや、心房細動の早期発見による脳梗塞などの疾患発症予防の可能性を示す最新の研究内容が紹介されるとともに、今後一緒に取り組む疾病啓発活動などの具体的な内容についての合意が得られた。
 今後もオムロン ヘルスケアは、世界の医療従事者や研究者との積極的な連携により、医療現場でのより良い高血圧治療や心房細動の早期発見をサポートし、グローバルで当社の循環器事業ビジョンである「脳・心血管疾患の発症ゼロ(ゼロイベント)」実現に取り組んでいく。


 

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