2023年12月期連結業績予想を赤字縮小に上方修正 アンジェス

アンジェスは9日、本年2月10日に公表した 2023 年12月期(2023 年 1 月1日~2023 年 12 月 31 日)の業績予想について、赤字縮小に上方修正すると発表した(カッコ内は前回発表予想)。
 今回の修正予想は、営業利益△135億円(△155億円)、経常利益△75億円(99億円)、親会社に帰属する当期純利益△75億円(△100億円)、 1株当たり当期純利益△40.29円(△53.71円)。なお、売上高は、前回予想と同じ1億9000万円。
 アンジェスは、2022年10 月12日に Cantor Fitzgerald & Co.を割当先とする第42回新株予約権を発行し、資金調達を実施していたが、調達実績が当初想定額に達しなかったため、主に同社連結子会社であるEmendoBio において、これまで外部に委託していた ELANE(好中球エラスターゼ遺伝子)プロジェクトの医薬品製造に関する一部を内製化することに加え、研究開発に伴う材料費の見直し等を行ってグループ全体で事業費用を削減する。
 また、業務の効率化を継続的に推進するとともに、既存開発パイプラインの上市・商業化のための活動に優先して取り組む。
 これらの諸施策により、期初の業績予想に比べ、事業費用が減少する見込となり、今回の連結業績予想の修正となった。なお、これらの記業績予想の修正は、発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって変動する可能性がある。

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