製薬分野のノーベル賞と言われるPrix Galien USA Award Best Startup に小会社がノミネート　アンジェス

　アンジェスは7日、製薬分野のノーベル賞といわれるPrix Galien USA Award の Best Startup に、同社子会社のEmendobio社がノミネートされたと発表した。７月27日にガリアン財団が公表したもの。
　Prix Galien Award（プリ・ガリアン賞）は、フランスの薬学者ローランド・メールが先進的かつ卓越した医薬品の研究開発を促すことを目的に1969年に創設された。その名称は古代の医学者ガレノスに由来して命名され、1970年より臨床医・薬学者・薬剤師・製薬会社などを対象にスタートした。
　1980年代以降は、各国で学識経験者らが選考し、授与を行うようになり、フランス、ドイツ、ベルギー、オランダ、ルクセンブルク、スペイン、ポルトガル、イギリス、アメリカなどが自国や地域の名を冠した賞を制定している。
　現在のプリ・ガリアン賞は、毎年10カ国以上の国や地域で選定が行われ、今や製薬分野のノーベル賞とまで言われており、画期的な医薬品を開発した者に授与する国名を冠して贈られる賞となっている。
　Prix Galien USA Awardは2007年に開始し、最初は独自の医療製品、後にデバイス、最終的には革新を通じて患者ケアに影響を与えた個人を表彰していたが、現在は、過去５年間にFDAによって承認された最優秀医薬品製品、最優秀バイオテクノロジー製品、最優秀医療技術に加えて、最優秀デジタル ヘルス ソリューション、最優秀インキュベーター/アクセラレーター/エクイティ、最優秀スタートアップに賞を授与している。　
David Baram EmendoBio社CEOのコメント
　EmendoBio社が、権威あるPrix Galien USA AwardのBest Startupにノミネートされたことを大変嬉しく思う。これは、EmendoBio社が、バイオ医薬の最前線にいることを再認識する良い機会になる。