ファイザーは24日、免疫抑制剤「アトガム点滴静注液250mg」（一般名：抗ヒト胸腺細胞ウマ免疫グロブリン）を同日、発売したと発表した。
同剤は、免疫抑制作用による再生不良性貧血の病態を改善する「抗ヒト胸腺細胞ウマ免疫グロブリン製剤」である。海外では、30年以上にわたって再生不良性貧血の治療に用いられ、第一選択薬のひとつと位置付けられている。
本邦では、第36回「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議（2018年10月開催）」において医療上の必要性が高いと評価され、厚生労働省から開発要請を受けた。この要請を受け弊社が実施した国内P3試験の結果等に基づき、本年3月27日に「中等症以上の再生不良性貧血」の適応症で、製造販売承認を取得している。
なお、同剤は、2021年に希少疾病用医薬品（オーファンドラッグ）の指定を受けている。
薬価は、250mg 5mL1管：7万5467円。
