ビードットメディカルは15日、放射線治療に革新的なソフトウェアソリューションを提供するレイサーチ(本社:スウェーデン ストックホルム)と戦略的パートナーシップ契約を締結したと発表した。
同業務提携により、ビードットメディカルの超小型陽子線がん治療装置とRaySearchの治療計画装置およびがん情報システムとの統合を開発・検証することで、陽子線治療の発展を目指す。
レイサーチは、世界で100以上の病院に放射線治療計画システムを提供するグローバル企業だ。今回、同社はビードットメディカルの陽子線治療装置による治療計画を最適化するためのソフトウェアソリューションの開発に取り組む。
ビードットメディカルは、コンパクトなサイズでありながら高速スキャニング照射や呼吸同期照射などの高精度照射を実現する超小型陽子線がん治療装置を開発している。
ミッションとして掲げる「PROTON for everyone 陽子線がん治療を世界中に」は、世界中の患者さまの生活の質を向上させるために、高品質な陽子線治療を提供するという強い信念に基づいている。
今回の提携により、レイサーチの広範なグローバルネットワークとビードットメディカルの画期的な陽子線治療装置を組み合わせることで、各々の製品のマーケットポジションを強化しつつ、世界中の幅広い医療施設や地域の患者にとって陽子線治療がより身近になることを目指している。