特に新型コロナ薬開発が高く評価され「DX注目企業2023」に選出

塩野義製薬
　塩野義製薬は1日、経済産業省と東京証券取引所が選定した「デジタルトランスフォーメーション銘柄（DX銘柄）20231」における「DX注目企業2023」に選定されたと発表した。
　「DX注目企業」とは、東京証券取引所に上場している企業の中から業種別に総合評価点が高い企業が選定される「DX 銘柄」に準ずるもの。DXの裾野を広げていく観点から、総合評価が高かった企業、注目されるべき取り組みを実施している企業が選定される。2023年は、DX銘柄に32社、DX注目企業に19社が選定された。
　塩野義製薬は、業務プロセス改革やデータ可視化による行動変容にDXを意識した効果的なアプローチで挑んできた。
　特に、コロナ治療薬の開発プロジェクトにおいて、In-silico ADMEやシミュレーション技術を駆使した化合物創製を行い、さらに人工知能技術等を用いてデータ品質を高く維持しつつ、デジタル技術を活用した効率的な臨床試験を行った。その結果、新型コロナ経口治療薬ゾコーバの緊急承認・一般流通に至った国内唯一の企業である点が評価された。