塩野義製薬は24日、再生誘導医薬「レダセムチド」について、厚労省より栄養障害型表皮水疱症に対する希少疾病用医薬品の指定を受けたと発表した。
同剤は、ステムリム(本社:大阪府茨木市)より導入したもの。希少疾病用医薬品とは、規定された基準により薬事・食品衛生審議会の諮問を受け、厚労大臣が指定する医薬品である。
同指定により、審査期間の短縮による早期の承認取得、販売開始が期待される。。
塩野義製薬は、栄養障害型表皮水疱症患者を対象とした追加P2試験を実施している。同試験は、難治性潰瘍の閉鎖を指標として、レダセムチドの有効性を検討することを目的とした多施設共同、非盲検、非対照試験である。
実施予定被験者数は3例以上であり、2023年2月より第一例目の患者への投与が開始されている。