エンハーツ 国内でHER2低発現乳がんの適応拡大承認取得 第一三共

 第一三共は27日、抗悪性腫瘍剤「エンハーツ」について、国内で HER2低発現乳がんにおける適応拡大承認を取得したと発表した。対象は、化学療法歴のあるHER2低発現の手術不能又は再発乳がん。
 同適応は、2022年6月開催の米国臨床腫瘍学会(ASCO 2022)で発表された、化学療法による前治療を受けたHER2低発現の乳がん患者を対象としたグローバルP3試験(DESTINY-Breast04)の結果に基づき、2022年6月に国内で適応拡大申請を行い、優先審査品目に指定されていた。
 同剤は、国内において、初めてHER2低発現の乳がんを対象に承認された抗HER2療法である。
 第一三共は、HER2低発現の乳がんにおける新たな治療の選択肢を提供することで、国内のより多くの乳がん患者に貢献していく。

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