三菱ケミカルグループは24日、2025年度を最終年度とする「Forging the future 未来を拓く」に基づく経営計画の財務目標の見直しおよび、同経営方針に基づく今後の詳細な実行計画を発表した。見直し後の2025年度財務目標は、次の通り(カッコ内は当初目標)。
売上収益:約3兆3750億円(3兆円)、コア営業利益約:3650億円(3500~3700億円)、EBITDA(利払い前・税引前・減価償却前利益):約6000億円(5400~5600億円)、EBITDAマージン約18%(18-20%)、EPS 約143円(125-145円)、財務レバレッジ (Net Debt / EBITDA):<3.0x(2.0-3.0x )、 ROE:約11% (≧10%)、 ROIC:約7%(>7%)。
田辺三菱製薬を中核とするヘルスケア事業は、EBITDAを約550億(700億円)とし下方修正したが、EBITDAマージンは約15%で従来通り。
今後の詳細な実行計画では、ヘルスケア事業の重点戦略として、「革新的な研究開発プロセスによるプレシジョンメディシンの実現」、「希少疾患に特化したイノベーション開発と新たなパイプラインへの継続的な投資」、「開発・販売におけるパートナーシップの活用」ーを掲げている。