第1弾ではアサヒ飲料の災害用自販機に「災害・避難 感染症ナビ」のステッカーの貼付
塩野義製薬は21日、アサヒ飲料と感染症対策の啓発活動に関する協業を2023年より開始したと発表した。
協業の第1弾として、災害時の感染症対策の啓発を目的に、アサヒ飲料が全国で展開する災害用自動販売機に「災害・避難 感染症ナビ」と記したステッカーの貼付を3月より順次開始する。
アサヒ飲料は、災害時に機内にある商品を無料で提供することができる災害用自動販売機を全国の避難指定場所を中心に約1.1万台設置している。
ステッカーには、二次元コードが載っており、読み取ることで塩野義製薬のホームページ内の「災害・避難 感染症ナビ」にアクセスできる。今後、ステッカー貼付による効果を検証し、病院や公園といった感染症に関連する情報の需要が見込まれる施設に設置している自動販売機への展開など、さらなる協業の可能性を検討していく。
塩野義製薬のホームページ内の「災害・避難 感染症ナビ」には、災害時に役立つ感染症対策グッズや避難所生活における注意点などをまとめた情報を掲載している(https://www.shionogi.com/jp/ja/sustainability/informations-for-id/evacuation_navi.html)。
塩野義製薬は、60年以上にわたり感染症領域の研究・開発や、薬の適正使用推進に取り組んできた。こうした企業活動から得た知識をもとに、同社では様々なライフステージや生活・活動シーンに応じた感染症・疾患関連情報を提供している。
感染症は、いつ、どこででも起こり得る身近な疾患である。同協業により、万が一の際の感染症対策に「災害・避難 感染症ナビ」を役立てて貰うとともに、平時からの備えとして同サイトの存在が市民生活に浸透することが期待される。
今回のステッカー貼付により災害時の飲料水の提供というライフラインとしての機能だけでなく、災害時に感染症に関する有益な情報を提供するという新たな機能を付与することで自動販売機自体の価値の向上を目指している。
塩野義製薬とアサヒ飲料は、両社の強みを活かした協業を通して、災害時の感染症対策に関する正しい情報を一般の方や被災者に届け、健康の維持・増進に貢献していく。