ゾコーバ市販後調査中間報告 1024人使用し、重篤な副作用なし 塩野義製薬

 塩野義製薬は、11月24日~12月4日までの新型コロナ経口治療薬「ゾコーバ」の使用状況や副作用に関する市販後調査の中間報告を同社医療関係者向けサイトで公表した。
 その間の推定使用患者数は1024人で、重篤な副作用報告はなかった。使用患者の年齢群別内訳は、10歳以上20歳未満85人、20歳以上30歳未満192名、30歳以上40歳未満175人、40歳以上50歳未満219人、50歳以上60歳未満177人、60歳以上70歳未満65人、70歳以上80歳未満43人、80歳以上90歳未満29人、90歳以上39人。年齢別では、20代から50代の使用が多く、全体の75%を占めている。
 非重篤な副作用は、神経障害5件、頭痛5件、胃腸障害6件、下痢3件、悪心3件。
 国産初の新型コロナ治療薬「ゾコーバ」は、これまでのコロナ治療薬と同様に厚労省が買い上げて、11月26日より予め都道府県においてリストされた医療機関・薬局に配分、今後、配布医療機関・薬局数を拡大していく。
 塩野義製薬では、今後も使用状況や副作用に関する市販後調査の中間報告について、2週間毎を目途に一定期間開示する。

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