人気漫画家・ひうら さとる氏の啓発漫画「ストーリーで知る『子宮頸がん』」を公開 MSD

人気声優 梶裕貴、花澤香菜によるコミックムービーも掲載

 MSDは8日、子宮頸がん予防啓発活動の一環として、子宮頸がんの予防に関する情報を集めたキャンペーンサイト内に、人気漫画家・ひうら さとる氏の啓発漫画「ストーリーで知る『子宮頸がん』」の特設ページを開設すると発表した。
 加えて、子宮頸がんの患者やその家族に日々向き合っている医師への取材にもとづいた漫画とコミックムービーも公開する。
 脚本家・演出家・小説家である藤井 清美氏と「ホタルノヒカリ」で知られる人気漫画家・ひうら さとる氏が描いた同作品は、3つのエピソードから構成されている。
 子宮頸がん患者に向き合う一人の医師を主人公とした「医師の真実」、子宮摘出を乗り越え前向きに人生を歩みはじめる患者を描いた「もう一度新しい一歩」、大切な人を子宮頸がんで失った家族の物語「家族のそれから」の3つのエピソードを通じて、子宮頸がんに関するストーリーを伝えている。
 また、「医師の真実」のエピソードは、人気声優を起用したコミックムービーも制作し、医師役として梶裕貴、患者役として花澤 香菜が出演する。
 子宮頸がんは、子宮の入り口である子宮頸部にできるがんで、日本では、毎年1万人以上の女性が新たに子宮頸がんと診断され、年間約2900人が亡くなっている。
 子宮頸がんの発生には、ヒトパピローマウイルス(HPV)と呼ばれるウイルスが関わっている。このウイルスは、子宮頸がんの患者さんの90%以上で見つかることが知られている。
 子宮頸がんは、早期に発見できれば、子宮や命を守ることのできる疾患である。近年、就労や結婚、出産、子育てなど、女性にとって大きなライフイベントを迎える時期での発症率が高くなっているため、10代からのHPVワクチン接種による予防と、20歳を過ぎたら2年に一度の定期的な子宮頸がん検診で早期発見につなげることが非常に重要である。
 MSDでは、これまでの子宮頸がん予防の啓発活動を通じて、予防の重要性を発信してきた。今回のひうら さとる氏の漫画とコミックムービーを通じ、より多くの人に子宮頸がんが患者や家族にもたらす影響について深く知って貰い、若い女性たちの命と未来を守ることに繋げていく考えを示している。

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