アストラゼネカは5日、がん治療に役立つ情報発信サイト「がんになっても」(https://www.az-oncology.jp/)をリニューアルしたと発表した。同サイトは、がん患者とその家族をはじめとする一般の人々を対象としたもの。
近年のがん治療は急速に高度化・個別化が進んでおり、患者自身の状況や治療を正しく理解し、主治医との話し合いの上で納得できる治療を選ぶことの重要性が高まっている。
また、療養期間が長くなる中で、がんと向き合いながら自分らしい生活を送るための情報も必要とされている。
こうした中、今回のリニューアルで「がんになっても」は、必要な情報をより探しやすいサイトへと生まれ変わった。
また、疾患の情報、治療や副作用だけでなく、患者さんの納得のいくがん治療をサポートすべく、お金や仕事、日常生活のヒント、他の患者さんの体験談といった幅広い情報を掲載。SNS を通じて家族をはじめ、周りの人たちにも共有できるようになった。
「がんになっても」使いやすさのポイントとして、すでに何を知りたいのかが分かっている人だけでなく、何から調べて良いかわからない人でも、必要な情報にきちんとたどり着けるよう、次の2つの検索方法でより簡単に見つけられるようになった。
1、【状況から探す】
個々の治療段階に合わせて、知っておいた方がいい情報がわかる。
2、【知りたいことから探す】
9つのカテゴリーから気になるものを選び、知りたい情報へスムーズにアクセスできる。
加えて、「がんになっても」のサイトは、次の5 つの項目で構成されており、治療や医療制度、食事指導に関するコンテンツは、専門家の監修のもとで作成して掲載している。
① がんの治療
がん治療の流れ、副作用の医療従事者への伝え方、セカンドオピニオンの活用術などについて伝える。
② 仕事と治療費
がん治療と仕事の両立を考える上で押さえておきたいこと、がんの治療費をサポートしてくれる制度やその活用のポイントについてわかりやすく紹介する。
③ 日常生活のヒント
食事のお悩み別簡単レシピ、コンビニ食材の活用や外食メニューの選び方、掃除の工夫など、日常生活のちょっとしたヒントを楽しく紹介するす。
④ みなさんの体験談
患者や家族から寄せられたさまざまながんの体験談を350件以上掲載している。
⑤ がんの種類別情報
がん種ごとに、それぞれのがんの特徴や治療方法などについて紹介する(アストラゼネカが運営する肺がん、乳がん、卵巣がん、前立腺がん、慢性リンパ性白血病の個別サイトへリンクしている)。
アストラゼネカは、「患者さんを第一に考える」を企業バリューのひとつとして、患者を中心とした治療支援等の推進に取り組んでいまる。
情報サイト「がんになっても」を通じて、患者の納得したがん治療とその人らしい生活をサポートすべく、これからも分かりやすく確かな情報発信に努めていく。