オムロンヘルスケアは、11月1日より測定した血圧データをBluetooth通信機能でスマートフォンに転送し、健康管理アプリ「OMRON connect(オムロンコネクト)」で管理できる通信機能付き手首式血圧計「オムロン 手首式血圧計 HEM-6231T2」を発売する。
血圧は、1日を通して常に変動しており、血圧が上昇しやすい時間帯やタイミングは人によって異なる。そのため、高血圧の治療や日々の血圧管理では継続的に血圧を測定しその変動の傾向を詳しく把握することが重要である。
今回発売されるHEM-6231T2は、血圧測定が終了するとBluetooth通信により測定データがオムロンコネクトに転送される。転送された血圧データは、週および月単位のグラフや血圧平均値として表示されるので、血圧値の推移や傾向を詳しく確認できる。
また、オムロンコネクト内にある「かんたん血圧日記」では、服薬や運動、飲酒などの行動メモと血圧値を一緒に管理できるので、高血圧対策のための生活習慣改善に役立つ。
手首での血圧測定では、血圧計を心臓と同じ高さに合わせることが重要である。HEM-6231T2は「測定姿勢ガイド」機能が搭載されており、簡単に正しい位置での測定に導く。
また、カフが正しく巻けているかを確認できる「カフぴったり巻きチェック」で測定をサポートする。本体は、薄型、軽量に設計されており、外出や出張先への持ち運びにも便利だ。
オムロンヘルスケアは、循環器事業のビジョン「脳・心血管疾患の発症ゼロ(ゼロイベント)」の実現に向けて、家庭での血圧測定や家庭心電図記録のグローバルでの展開と普及に取り組んでいる。今後も、誰でも簡単に正しく測定できる健康医療機器と健康管理アプリで、世界中の人々の健康ですこやかな生活に貢献していく。
オムロン 手首式血圧計 HEM-6231T2の主な特長は、次の通り。
1、「OMRON connect」で血圧データを簡単に確認できる
健康管理アプリオムロンコネクトにデータを転送して、毎日の血圧データを簡単にスマートフォンで管理できる。Bluetooth通信機能を搭載しているため、アプリを起動しなくても自動的にデータが送信される。
「かんたん血圧日記」機能では、朝と夕方の血圧が目標値に対して高いか低いかをマークの色によりひと目で確認できる。また、服薬や飲酒などの行動を記録できる「行動メモ」とあわせて管理できるため、生活習慣による血圧値の変化の傾向をより具体的に把握できる。
その他、活動量計、体重体組成計、体温計など当社の通信機能付き健康医療機器で測定したデータも一括で管理できる。血圧との関連性が高いといわれている歩数や体重を血圧データとあわせて管理することで、自分の健康状態を詳しく確認でき、生活習慣を見直すきっかけをつくりとなる。
2、薄型、軽量設計で手軽に測定できる
本体の厚みが13mmの薄型設計、約90gの軽量設計により、手首に装着したときに負荷を感じることなく測定できる。また、持ち運びにも便利だ。
3、血圧が高めか確認できる
測定した血圧値が家庭高血圧の基準値「最高血圧135mmHg、または最低血圧85mmHg以上」の場合、結果表示時に血圧確認マークが点灯。血圧が高めであることを知らせる。
また、朝の血圧の平均値が基準値を超えている場合には「早朝」マークが表示される。これにより、隠れ高血圧のひとつである「早朝高血圧」の可能性を確認できる。早朝高血圧は、心不全や脳卒中などの脳・心血管疾患イベントにつながる可能性が高いといわれている。
4、正しい姿勢での測定をサポート
・測定姿勢ガイド
手首式血圧計での血圧測定では血圧計を心臓と同じ高さに合わせて測定することが重要だ。正しい手首の位置で測定できているかが液晶に表示されるので、画面表示を確認しながら血圧計の位置を正しい高さに調整できる。
・カフぴったり巻きチェック
手首に適切な強さで正しく巻けているかを血圧計がチェックし、画面で知らせる。
◆販売目標は、約4万4000台(発売1年間)