シミックヘルスケア・インスティテュートは12日、同社が治験及び臨床研究等で支援中の医療機関について、アガサが提供する治験・臨床研究のクラウド型文書管理システム「Agatha(アガサ)」を採用し、切り替え導入を進めると発表した。
同切り替えは、本年8月23日付で日本医師会治験促進センターより公表された治験業務支援システム「カット・ドゥ・スクエア(CtDoS2)」の廃止を受けてのもの。
Agathaは、GxP関連文書の管理・共有に必要なコア機能を搭載し、すべてのプロセス(作成、共有、レビュー、承認、保管)を一貫して管理することが可能で、治験・臨床研究におけるさらなるペーパーレス化や業務の効率化が期待される。Agathaの標準機能は、次の通り。
1、プロジェクト・ワークスペースの作成と管理
2、ER/ES指針、FDA CFR 21 Part 11、EMA Annex11対応
3、文書登録・管理(版管理、電子署名)
4、文書検索、属性検索
5、表示切替(リスト/フォルダ/管理者)、フォルダツリー表示
6、ワークフロー(レビュー、承認、電子署名付き承認)
7、監査ログ
8、コンテンツエクスポート
9、ユーザー、アクセス権の管理
シミックヘルスケア・インスティテュートは、SMO(治験施設支援)業務、ヘルスケア情報サービス等をはじめ、「くすりの一生から、ひとの一生まで」をコンセプトに医療関連施設を中心に総合的な支援を行い、医療従事者および患者様などの医療アクセスに寄与している。健康、未病・予防、予後といった一貫した生活スタイルから派生する各ステージにおいて、培ってきた知識・ノウハウを活用し、生を受けたその人がその人らしい一生を全うする一助となるよう、あらゆるライフスタイルの支援と維持に貢献している。
今後、シミックヘルスケア・インスティテュートが支援する医療機関においては、Agathaを同社推奨のシステムとして全面的に活用し、治験文書の電磁化を含め円滑な臨床試験実施に貢献していく。