ファイザーは13日、オミクロン株BA.4/BA.5に対応した新型コロナワクチンを厚労省に申請したと発表した。
今回申請したワクチンは、新型コロナウイルスの起源株とオミクロン株BA.4/BA.5系統のスパイクタンパク質をそれぞれコードする2種類のメッセンジャーRNA(mRNA)を含む2価ワクチンで、生理食塩水での希釈が不要な製剤(RTU製剤)になる。
なお、日本においては、新型コロナウイルスの起源株とオミクロン株BA.1系統のスパイクタンパク質をそれぞれコードする2種類のメッセンジャーRNA(mRNA)を含む2価ワクチン「コミナティRTU筋注(2価:起源株/オミクロン株BA.1)」について、2022年8月8日に厚労省に承認事項一部変更申請し、同年9月12日に承認を取得している。
同剤は、ビオンテックが所有するmRNAワクチン技術に基づき、ビオンテックとファイザーが共同開発している。ビオンテックは、米国、EU、英国およびカナダにおける製造販売承認、ならびに米国(ファイザーと共同)およびその他の国において計画している製造販売承認申請に先立つ緊急使用許可または同等の許可等を有する。