経営管理プラットフォーム「CCH Tagetik」を小野薬品がグローバル経営成長の基盤として採用 ウォルターズ・クルワー

 専門的な情報とソフトウェア並びにサービスの世界的リーダーのウォルターズ・クルワーは25日、小野薬品が同社の経営管理プラットフォーム「CCH Tagetik」をグローバル経営の成長基盤として採用したと発表した。
 小野薬品の「CCH Tagetik」の採用は、連結決算、経理業務、経営管理等の効率化を図ることを目的としたもの。
 独創的かつ革新的な新薬でグローバル展開を図る小野薬品は、欧米での事業拡大やパイプラインの強化に取り組んでいる。この戦略の実現には、高度化・多様化する医療ニーズや国際的な競争激化などといった企業経営上直面する課題に対応しながら、経営資源を適切に管理し最大限有効活用していくためのプラットフォームの策定が不可欠となっていた。
 こうした中、小野薬品は今後の全社内の運用に最適なソフトウェアソリューションの一環としてCCH Tagetikを選択した。
 小野薬品が、複数の経営管理ソリューションの中からCCH Tagetikを選定した理由は、「日本の製薬企業で既に採用実績があった」、「CCH Tagetikが既存ERPシステムであるSAPの正式な認証を受けた製品である」の2点が挙げられる。
 スムーズなデータ連携により、煩雑さや確認の手間が解消され、豊富な経営管理機能が予め搭載された統合プラットフォームによる分析の容易さ・正確さが高く評価された。CCH Tagetikは従来のCPM(Corporate Performance Management /経営管理)製品で対応できなかった明細レベルでの管理までの実践が可能で、データの一貫性担保・予算実績の内容把握もできることが最終的な決め手となった。
 ウォルターズ・クルワーは、医療、税務・会計、ガバナンス、リスク管理とコンプライアンス、法規制の部門に向けた専門的情報、ソフトウェアソリューションとサービスのグローバルリーダーである。深い専門知識と特殊技術・サービスを一つにした専門的ソリューションを提供して、顧客が日々の重要な意思決定を行えるようにする。
 CCH Tagetikは、今後、小野薬品の連結管理会計業務を担う経営企画部での活用に留まらず、親会社内の各部門および国内外のグループ会社へも展開、浸透し、グループ会社全体での共通管理基盤として活用を目指す。

◆箕輪久美子ウォルターズ・クルワーTagetik Japan代表取締役社長のコメント
 今回の小野薬品様のCCH Tagetik導入を心より嬉しく思う。小野薬品のようにグローバルでのビジネスを加速している企業には、CCH Tagetikをグローバル統合経営管理基盤として十分に活用して頂けると確信している。

◆小野薬品工業経営企画部の原井氏のコメント
 小野薬品は、革新的な新薬の創製を目指して積極的に取り組んでいる。CCH Tagetikの導入により、現在の課題解決のみならず、管理会計の高度化やグローバル要件の実装に対応できるグループ経営基盤が確立できると考えている。
 既存ERPの移行による並行稼働期間中でも柔軟に対応できる点にも大いに期待している。

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