日本イーライリリーは19日、円形脱毛症と向き合うプロジェクト「見る目を、変えよう」 News Letter VOL.1を同日より配信したと発表した。
円形脱毛症に対する“思い込み”を“思いやり”に変えるために円形脱毛症と向き合うプロジェクト「見る目を、変えよう。」活動の一環として配信されたもの。
同ニュースレターでは、プロジェクトの公式アンバサダーになった「リカちゃん」(発売元:タカラトミー)がインタビュアーとして、円形脱毛症を専門に診察している医師や患者に話を聞き、学びを発信する。
今回は、脱毛症を専門としている浜松医科大学の伊藤泰介医師に「円形脱毛症」についてインタビューしている。
「円形脱毛症」は、老若男女を問わず、誰もが発症する可能性のある病気で、医療機関の皮膚科を受診する脱毛疾患の中では最も頻度が高い疾患である。有病率は、人口の2.1%と推定され、年々増加していると言われている。
日本イーライリリーが行ったアンケートでも、10人中3人の割合で「周囲に円形脱毛症の方がいる」という回答をしている。このように、円形脱毛症はとても身近にある疾患であるが、この疾患に対する世の中の理解は必ずしも十分ではなく、円形脱毛症になってしまうのは、「心が弱いからだ」という“思い込み”が明らかになった。
髪を失い外見が変化してしまうことでの心理的な辛さは計り知れず、さらに、このような世の中の“思い込み”から「心が弱いせいだ」と自分自身を責めてしまう患者も少なくない。
この実情を受け、日本イーライリリーでは、円形脱毛症への“思い込み”を解き、世間からの視線に苦しむ患者さんを取り巻く社会を、少しでも“思いやり”のある環境に変えていきたいという思いから「見る目を、変えよう。」プロジェクトを立ち上げた。