高校生が「がん研究」に挑戦! がん研究早期体験プログラムを開催 金沢大学ナノ生命科学研究所

研究体験プログラム:百聞は一見に如かず!~バイオイメージングで細胞の中を覗いてみよう~

 金沢大学がん進展制御研究所とナノ生命科学研究所は、高校生を対象とした「がん研究早期体験プログラム(がん研究 Early Exposure Program)を8月1日~5日の期間で開催した。
 同プログラムは、高校生にリアルな研究現場を紹介し、研究の魅力を伝えることで、将来の進路を考える一助となることを目的に初めて企画されたもの。国内外から延べ93名もの高校生が参加した。
 8月1日から4日にかけては、11の研究室で研究体験プログラムが行われ、少人数のグループに分かれた高校生たちが、研究者から直接指導を受けながら、フローサイトメーターによる細胞分取、遺伝子変異解析、蛍光顕微鏡による細胞観察、さらには高速原子間力顕微鏡の操作など、研究者さながらの実験に取り組んだ。
 また、8月5日に開催した授業編では、3名の講師から「臨床医学の立場からのがん転移と薬剤耐性」、「生物物理学的手法を用いた生命現象の理解」さらには「情報科学をベースとした新しい創薬技術」という異なる視点で、いかにグローバルな難題に挑戦するのか、最先端の研究に関する特別授業を受講した。
 プログラムを終えた高校生からは、「高校では出来ない体験が出来た」、「研究の大切さを感じた」、「自分も新しいことを見つけたい」などの声が聞かれ、リアルな研究現場に興奮した様子が伺い知れた。
 また、研究者からは「筋のいい質問がたくさんあった」、「顕微鏡を見る度に、おーっと声が上がっていて本当に反応がよかった」という感想が出るなど、お互いによい刺激になった。
 わずかな時間ではあったが、研究体験をベースとした高校生と研究者の交流が、高校生が将来のキャリアについて考える一助となり、明るい未来を創る原動力になることが期待される。
 なお、本プログラムは令和3年度に実施したクラウドファンディングプロジェクト『金沢発!未来のがん研究者を育む「がん克服プロジェクト」』に寄せられた寄附及び「和田哲がん基金」を運営資金として実施された。
 金沢大学がん進展制御研究所・ナノ生命科学研究所「がん研究早期体験プログラム」については、
http://ganken.cri.kanazawa-u.ac.jp/graduate/gankeneep/ から閲覧できる。

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