CBF活動「啓発漫画を未来の医療従事者に」 クラウドファンディング目標達成 塩野義製薬

 塩野義製薬は9日、「障がい」によるコミュニケーションバリアの解消を目指すコミュニケーションバリアフリー(CBF)プロジェクトの活動の一環として、6月6日より開始したクラウドファンディングの目標を達成したと発表した。
 今回のクラウドファンディングは、聴覚障がいの種類や聞こえの特性と聴覚の障がいにより患者が医療機関で抱える困りごと、その解消の一助となる適切なコミュニケーション方法等を学ぶための啓発漫画を制作し、将来の医療従事者である医療系大学の学生に提供することで、未来志向の理解形成を促すことを目的に実施された。
 当初の目標であった400万円を7月29日に達成後、より多くの人に「障がい」によるコミュニケーションバリアの存在に気づいて貰い、共感を得るためのNext Goalとして500万円を設定し、8月8日まで募集を続けてきた。
 その結果、従業員を含め640名もの人が賛同し、総額524万1000円の支援を得た。今回の支援により、将来の医療を担う学生に約5000部の冊子を届けることが可能となる。
 塩野義製薬は、支援・賛同を得た人に感謝の意を示すとともに、引き続き、CBFプロジェクトを通じて人々との連携の輪を社会に拡げ、医療現場や日常生活において必要な「情報」を、聴覚障がい者がコミュニケーションバリアによる不自由を感じることなく入手できる社会の実現につなげられるよう尽力する。
 なお、READYFORサイト内プロジェクトページ「聞こえない人の医療機関の困難をなくす|啓発漫画を未来の医療従事者へ」では、引き続き、新着情報として啓発漫画制作の進捗を報告していく。

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