日本栄養士会(代表理事会長:中村丁次、会員数:約5万人)は、8月4日の栄養の日、8月1日~7日の栄養週間において、“栄養と環境”をテーマに「サステナブルに食べる」の意味や大切さをわかりやすく啓発する。
同会では、2016年に全ての人びとの健康保持・増進の実現を目的に「栄養の日(8月4日)」および「栄養週間(8月1日~7日)」を制定。“たのしく食べる、カラダよろこぶ”をキーメッセージとした国民の栄養・食事の課題を解決するため活動を展開している。
栄養について一般生活者に親しみを持って貰うため、“8(エイト)”と“4(よん)”で、「えいよう」の日としている。
7月31日栄養改善法公布、8月1日公益社団法人設立日、8月2日健康増進法公布など、栄養や同会に関連する記念日が多数あることにも由来している。
今年のメインテーマは、「栄養と環境ー地球を元気に、未来を笑顔にー」で、環境先進国として知られるフィンランド発祥の国民的キャラクター「ムーミン」とコラボレーションして「栄養の日・栄養週間 2022」を開催する。
現在、世界の関心事は「持続可能でよりよい世界」であり、あらゆる問題に対して誰一人取り残さないことが宣言されている。
中でも栄養状態の改善はSDGs(持続可能な開発目標)達成に欠かせないテーマのひとつであり、WHOの設立を記念して設けられた「世界保健デー」も2022年のテーマを「私たちの地球、私たちの健康(Our planet, our health)」とし、世界全体での迅速な取り組みを促している。
日本栄養士会は「栄養の日・栄養週間 2022」を通じて“栄養と環境”の重要性について考えるため、スペシャルゲストを招いて開催する2部構成の市民公開講座(栄養ウェビナー)ほか、「栄養ワンダー 2022」や「栄養ワンダー・オンライン 2022」など、関連イベントも実施する。
また、「栄養の日・栄養週間2022」特設サイトでは、中村丁次理事長と小泉進次郎前環境大臣による「栄養と環境」をテーマにした特別対談の動画も公開する(8月1日予定)。
日本栄養士会では、「自分のために、地球のために サステナブルに食べよう」というメッセージがより広い世代の方々に届くよう努めていく。
「栄養の日・栄養週間2022」の概要は、次の通り。
◆テーマ:「栄養と環境 -地球を元気に、未来を笑顔に-」
◆実施期間:2022年8月1日(月)~7日(日)を中心とした7月から8月
*「栄養の日」:8月4日(木)
*「栄養週間」:8月1日(月)~7日(日)
◆主催:公益社団法人 日本栄養士会、47都道府県栄養士会
◆特別協賛:伊藤園、ゼスプリ インターナショナル ジャパン、ヤクルト本社、明治、第一出版
◆一般協賛:さとの雪食品、日本即席食品工業協会、林原、味の素
◆特設サイト:https://www.nutas.jp/84/
◆関連イベント:
・栄養ウェビナー「“サステナブルに食べる”ってどういうこと?」
・栄養ワンダー 2022 (管理栄養士・栄養士の活動先におけるイベント)
・栄養ワンダー・オンライン 2022(SNS上のイベント)
・「栄養ワンダー・オンライン」オブ・ザ・イヤー(管理栄養士・栄養士考案のレシピ人気投票)ほか
また、「栄養の日・栄養週間 2022」関連イベントとして、市民公開講座(栄養ウェビナー)(2部構成)も開催する。
「自分のために、地球のために サステナブルに食べよう」というコミュニケーションメッセージをより多くの人に伝える市民公開講座として、2部構成の栄養ウェビナー「“サステナブルに食べる”ってどういうこと?」および「“ワタシ流”サステナブルライフ」を実施する。
当日は“スペシャルゲスト”(8月1日情報解禁)を迎え、さまざまなトークを展開。食が世界とつながっていること、自分の健康を考えることが地球のためになることなどを、わかりやすく解説する。
栄養ウェビナー:「“サステナブルに食べる”ってどういうこと?」/「“ワタシ流”サステナブルライフ」の概要は、次の通り。
◆主催:日本栄養士会
◆プログラム:
<第1部>「サステナブルに食べるってどういうこと?」
<第2部>「“ワタシ流”サステナブルライフ」
◆栄養ワンダー 2022
「栄養ワンダー 2022」は、「栄養の日・栄養週間 2022」の期間中、全国の管理栄養士・栄養士の活動先で開催される栄養に関するイベントの総称で、施設の利用者や地域の住民に対して栄養に対する興味喚起を促すとともに、管理栄養士・栄養士の職能の認知と理解を広げる。
加えて、よりよい世界を目指す持続化可能な取り組みが世界で活発化する中、「食」と「地球」との関りを見つめ直す機会を創り出すことを目的としている
全国各地の「栄養ワンダー 2022」会場や特設サイトでは「自分のために、地球のために サステナブルに食べよう」をキーメッセージとして、「自分たちや地球のために、おいしくキチンと、“ほどほど”に食べるにはどのような工夫が必要か」など、さまざまな情報を管理栄養士・栄養士の視点から発信・紹介している。
イベント会場では、環境推進国フィンランド発祥の人気キャラクター「ムーミン」とコラボレーションしたポスターやオリジナル媒体「栄養ワンダー・ブック」ほか、協賛社から提供された商品の配布なども行われる。詳細情報はWebサイト(https://www.dietitian.or.jp/84/2022/4.html)より。
◆「栄養ワンダー・ブック」
各地で開催されるイベント「栄養ワンダー 2022」の会場で配布される「栄養ワンダー・ブック」は、https://www.dietitian.or.jp/84/data/eiyou_wonder_book2022.pdf からダウンロードできる。
同ハンドブックは、「SDGs」や「地球にやさしく」など、少し難しいけれど身近な話題を、マンガやイラスト、わかりやすい言葉で解説している。ほどほどのエネルギーって?ほどほどの食塩って?ほどほどの栄養バランスって?…など、サステナブルな食生活について考えるきっかけとなる一冊である。
◆栄養ワンダー・オンライン 2022(SNSイベント)
「栄養ワンダー・オンライン」は、管理栄養士・栄養士自身が栄養に関する情報を自身のSNSアカウント(インスタグラムまたはツイッター)で投稿し、国民に向けて発信していくオンラインイベント。
今年は、「ムーミン」とコラボレーションした特製バッジを用意し、参加管理栄養士・栄養士に配付している。「栄養ワンダー・オンライン 2022」は、「栄養の日」オリジナルバッジを身につけた様子(またはバッジのみ)や、環境に配慮した管理栄養士・栄養士の活動、環境に配慮したレシピ、環境に配慮したレシピ×協賛社商品の4つが投稿テーマとなっている。
◆「栄養ワンダー・オンライン」オブ・ザ・イヤー(SNSイベント)
管理栄養士・栄養士が考案する「環境に配慮したレシピ」から、人気が高い作品を表彰するオンラインイベント「栄養ワンダー・オンライン」オブ・ザ・イヤーを開催する。
同イベントは、管理栄養士・栄養士がSNSに投稿したレシピを「栄養の日・栄養週間 2022」特設サイトに掲載し、閲覧者が気に入ったレシピを同サイトのボタンから投票するもの。得票が最も多い投稿を「栄養ワンダー・オンライン」オブ・ザ・イヤーとして表彰する。
また、レシピ投稿数が最も多かった3つのアカウントを期間投稿賞として表彰する「たくさん投稿してね!キャンペーン」も実施する。
「栄養の日・栄養週間 2022」特設サイト https://www.nutas.jp/84/