アンジェスは16日、2022 年12月期第2四半期連結会計期間(2022 年4月 1 日から 2022 年6月 30 日)における営業外収益(補助金収入)として1億1800万円計上すると発表した。
今回の補助金収入計上は、日本医療研究開発機構(AMED)より採択された創薬支援推進事業「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するワクチン開発」に関する委託研究開発契約に基づくもの。
同契約に基づき、AMED より既に入金が行われており、2020年度分については2021年12月期第4四半期連結会計期間で14億円を補助金収入に計上したが、2021年度分については同契約の適正な執行確保のための検査が2021年12 月期連結会計年度末で未確定であったため、前受金に計上していた。
今回、2021年度分についての確定検査の結果通知を受領したことから、前受金として計上していた当該年度委託研究開発費を営業外収益に振替えた。
今回、2022年度の業績見通しについては、支出では、研究開発費が大半を占めているが、臨床試験の進捗によって、大幅に金額が変わってくる。
また、収益に関しては、開発品の導出の可能性や、営業外収益としている新型コロナウイルス感染症ワクチン開発助成金の計上認識時期が一部来年度に持ち越される可能性がある。
従って、現時点で2022年度の収益としての算出が困難であるため、通期の業績予想は開示を見合わせる。今後の事業の進捗を踏まえ、合理的な算出が可能になり次第速やかに開示する。