AI利用による高機能タンパク質開発で3.5億円の資金調達 レボルカ

 レボルカは31日、AI利用による高機能タンパク質開発で3.5億円の資金を調達したと発表した。資金調達は、シリーズAの資金調達ラウンドにおいて、SBIインベストメントおよび東北大学ベンチャーパートナーズの2社を引受先とした第三者割当増資によるもの。

 同社は、2021年4月に創業し、東北大学工学研究科梅津光央教授が構築した基盤技術(進化分子工学と機械学習の組み合わせによるタンパク質設計技術)をベースとしたaiProteinTM技術を用いて、医薬品開発にとって重要である高効率なタンパク質設計事業(共同研究開発)を製薬企業とともに展開していくことを目指している。
 バイオ医薬品の市場において、タンパク質医薬品の占める割合が急成長している中、創薬候補物質の最適化は重要な課題と考えられる。レボルカのaiProteinTM技術は、進化分子工学へ機械学習を中心とした人工知能を取り入れ、抗体や酵素などのタンパク質の機能や構造安定性などを向上・改変させる技術(商標登録出願中)だ。
 同技術は、バイオ医薬品のリード最適化段階で特に力を発揮するもので、従来の方法では時間とお金を費やしても困難であった優れたバイオ医薬品の設計を可能にする。患者及び製薬会社にとって明確な価値となり得る同技術の社会実装を支援するために今回の出資に至った。複数の機能や特性を同時に最適化する特徴を有しており、多数の成功例の経験のもと、様々なタンパク質医薬品の創薬候補物質の創製に貢献できるものと期待されている。
 今回、豊富なバイオ企業支援実績を有するSBIインベストメントの「SBI 4&5投資事業有限責任組合」からの新規出資、東北大学ベンチャーパートナーズの「THVP‐2号投資事業有限責任組合」からの追加出資により、シリーズAラウンドにおいて合計3.5億円の資金調達を完了した。
 今後、国内外の製薬企業との共同研究開発体制を構築するため、同社の研究開発体制の整備・充実と連動した戦略的な事業開発活動を展開していく。AI創薬領域は、急速に成長拡大しているホットな領域であり、今回調達した資金を活用して、人財確保や研究規模の拡大による事業成長を加速させる。
 同社では、今回の資金調達によって研究開発・事業開発を加速させて、一日も早く同社技術を活用したバイオ医薬品が創出され、患者様QOL向上に貢献することを目指している。

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