AEDの普及促進目指して広島県呉市庁舎に環境配慮型AED筐体設置 表示灯

AEDを設置した広島県 呉市庁舎内

 表示灯は27日、公共施設等で安全配慮の一環として適正配置が求められているAED(自動体外式除細動器)の外装カバー素材を環境配慮型としたモデルを、広島県呉市で設置開始したと発表した。
 環境配慮型AED筐体設置は、合板等の素材で製作されてきた筐体カバーを、ESG、SDGsの観点に基づき環境配慮型素材を選定・再構成し、同社が企画・開発・設置を行うAED(自動体外式除細動器)普及促進事業の取組みとして実施されているもの。
 AEDとは、心臓がけいれんし、血液を流すポンプ機能を失った状態(心室細動)になった心臓に対して、電気ショックを与え、正常なリズムに戻すための医療機器である。
 広島県呉市では、庁舎内などにAEDを設置する目的として、利用者の安全・安心の向上、市からの告示・公告の発信拡充、ニュース・天気、災害時の緊急アラート表示など、来庁者の利便向上を目指している。
 今回のAED設置機材の選定においては、環境配慮型の外装カバー素材「リボード(SDGs認証取得済)」を採用した持続可能な開発目標・SDGsへの取組など、①AED新設による安全配慮の拡充、②エコロジー素材を活用した環境配慮、③デジタルサイネージによるお知らせ・広告による情報提供、の3点を踏まえた提案のもと、同社のAED一体型広告掲出事業が採用された。
 表示灯のAED設置先は、呉市庁舎内を起点に呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)、呉市中央図書館、呉市文化ホール(呉信用金庫ホール)など市内30か所、年間のべ450万人の施設利用者に向けて開始・展開していく。
 広島県呉市内における表示灯「AED一体型広告」設置済み施設は、次の通り。(2022年5月27日現在)
・IHIアリーナ呉(呉市体育館)
・呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)
・呉市中央図書館
・呉市文化ホール(呉信用金庫ホール)
・呉市役所本庁舎
・シシンヨーオークアリーナ(呉市総合体育館)
・昭和市民センター
・日本製鉄アクアパーク(呉市営プール)
・広市民センター

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