16日より子宮頸がん予防啓発キャンペーンをテレビ・オンライン開始 MSD

テレビおよびオンラインでの展開イメージ

 MSDは13日、『今、はじめよう 子宮頸がん予防。』をテーマに、テレビやオンラインを通じた子宮頸がん予防啓発キャンペーンを16日から開始すると発表した。同キャンペーンは、子宮頸がん予防啓発活動の一環として、10代~20代の女性や10代の娘が居る家族に対して子宮頸がん予防の重要性を知ってもらうことを目的としたもの。
 子宮頸がんは、子宮の入り口である子宮頸部にできるがんで、日本では、毎年1万人以上が新たに子宮頸がんと診断され、年間約2900人が亡くなっている。
 子宮頸がんの原因の90%以上がヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によるものといわれている。
 早期に発見できれば、命や子宮を守れる疾患ではあるが、就労や結婚、出産、子育てなど、女性にとって大きなライフイベントを迎える時期での発症率が高い。従って、10代からのHPVワクチン接種による予防と、20歳からは定期的な子宮頸がん検診(2年に1回)を受け早期発見につなげることが非常に重要だ。
 厚生労働省は、2013年から約9年にわたって差し控えていたHPVワクチン定期接種の積極的な接種勧奨を、本年4月から再開した。また、同時期より、定期接種の機会を逃した人を対象に、公費助成でHPVワクチンの接種が受けられる「キャッチアップ接種」を実施している。
 これを機に、ワクチン接種と検診の重要性を広く呼びかけるべく、今回の啓発キャンペーンにはキャッチアップ接種の対象世代である谷花音を起用した。
 また、テレビやオンラインでの展開とあわせて、MSDの子宮頸がん予防情報サイト「もっと守ろう.jp」(https://www.shikyukeigan-yobo.jp/)のなかに特設ページhttps://www.shikyukeigan-yobo.jp/hope/from_teens/を開設し、子宮頸がんおよびその予防についての基本的な情報をQ&A形式でわかりやすく解説している。
 同キャンペーンを通じて子宮頸がん予防の重要性とその方法を発信することで、10代~20代の女性や、10代の娘を持つ家族をはじめ、より多くの人に正確な情報を知って貰う機会を提供する。
 MSDは今後も、日本でもHPV関連疾患の予防が進み、子宮頸がんなどで苦しむ患者を一人でも減らせるよう、関連する情報の提供活動に尽力していく。

タイトルとURLをコピーしました