「カキクケコ」の発音が「タチツテト」になってしまう子が時々いますね。私なんかは「タチタ先生!」と呼ばれます。
これは、舌の先端を前歯の裏側の上顎に無意識に接してしまうクセがあるからで、のどを診る時の舌圧子で舌を軽く下に押さえつけ、痰が絡んだ時のような「k」の無声音をのどで出しながら母音を乗せて発声するように指導すると上手く言えるようになります。
今日ご相談に来た4歳の子は私と練習して5分で言えるようになり、本人もお母さんも大喜びでした。ご家庭では舌圧子の代わりにスプーンやバターナイフなどでも練習できます。
子供っぽくて可愛らしいけどコンプレックスになる前に治してあげるのも良いかなと思います。