オプジーボ 尿路上皮癌術後補助療法に対する国内効能追加承認取得 小野薬品

 小野薬品とブリストル・マイヤーズ スクイブは28日、オプジーボについて、国内で尿路上皮癌における術後補助療法に対する効能追加の承認を取得したと発表した。
 今回の承認は、根治切除後の再発リスクが高い筋層浸潤性尿路上皮がん患者の術後補助療法として、オプジーボ単剤療法をプラセボと比較した多施設国際共同無作為化二重盲検P3試験であるCheckMate -274試験(ONO-4538-33)の結果に基づくもの。
 同試験において、オプジーボ単剤療法群は、プラセボ群と比較して、主要評価項目である全無作為化患者およびPD-L1発現レベルが1%以上の患者における無病生存期間(DFS)で統計学的に有意な延長を示した。
 全無作為化患者におけるDFSの中央値は、オプジーボ群で20.8カ月、プラセボ群で10.8カ月と、オプジーボ群は、プラセボ群と比較して、2倍近く延長し、再発または死亡リスクを30%低減した[ハザード比(HR)0.70、98.22%信頼区間(CI):0.55 – 0.90、p=0.0008]。
 PD-L1発現レベルが1%以上の患者におけるDFSの中央値は、オプジーボ群で未達、プラセボ群で8.4カ月と、オプジーボ群は、プラセボ群と比較して、再発または死亡リスクを45%低減した(HR 0.55、98.72% CI: 0.35 – 0.85、p=0.0005)。
 同試験におけるオプジーボ単剤療法の安全性プロファイルは、これまでにオプジーボの固形がんの試験で認められているものと一貫していた。
 なお、CheckMate -274試験では、オプジーボ単剤(240mg)またはプラセボを2週間間隔で投与する群に1:1の割合で無作為に割り付けられた。投与は再発または忍容できない毒性の発現が認められるまで、あるいは患者が同意を撤回するまで、最長1年間継続された。
 同試験の主要評価項目は、無作為化された全ての患者およびPD-L1発現レベルが1%以上の患者における無病生存期間(DFS)である。
 主な副次評価項目は、全生存期間、非尿路上皮無再発生存期間および疾患特異的生存期間。
 尿路上皮がんは腎盂、尿管、膀胱および尿道に発生する腫瘍で、そのほとんどが膀胱がんである。病理組織学的には膀胱がんの90%以上を尿路上皮がん(移行上皮がん)が占めている。
 日本では、年間約3万6900人(全世界では約57万3200人)が新たに膀胱がんと診断され、年間約1万0900人)(全世界では約21万2500人))の死亡が報告されている。
 膀胱がんの標準治療は術前補助化学療法とそれに続く根治的切除術だが、根治的切除後の経過観察では50%以上が再発すると言われている。
 転移性がんとして再発した患者の予後は不良であることから、再発抑制を目的とした術後補助療法への医療ニーズは高いと考えられている。

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